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【ロシュ】Vabysmo、特定集団における糖尿病性黄斑浮腫治療で視力改善—ELEVATUM試験結果発表

ロシュは、Vabysmoが糖尿病性黄斑浮腫(DME)患者の視力を改善することを確認したELEVATUM試験の結果を発表しました。

この試験は、アフリカ系アメリカ人やラテン系など、これまで臨床試験で十分に評価されてこなかった人種・民族集団を対象に実施されました。

主な結果は以下の通りです。

  • 視力改善: 1年間の治療で参加者全体の視力が平均12.3文字向上(約2.5行分)。
  • ラテン系患者: 14.1文字向上(約3行分)
  • アフリカ系アメリカ人・黒人患者: 11.3文字向上
  • 網膜中心厚(CST): 平均206.3ミクロン減少(むくみの改善を示す)
  • 安全性: 新たな安全性懸念はなく、治療は良好に耐えられた。

この試験には124名が参加し、ヒスパニック・ラテン系が45%、アフリカ系アメリカ人・黒人が48%を占めました。患者は8週間ごとにVabysmoを投与され、視力や網膜の状態が改善しました。特に、ラテン系患者は最も重症の状態で開始しましたが、最も顕著な改善が確認されました。

さらに、この試験では、通常の臨床試験では除外されがちな高HbA1c値(12%まで)患者も対象に含め、より現実に即した結果となっています。

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