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【GSK】Gepotidacin、単純性尿路感染症治療薬としてFDAの優先審査を受領

GSKは、女性成人および思春期の単純性尿路感染症(uUTI)の治療に対する新規経口抗菌薬Gepotidacinの新薬申請(NDA)が米国FDAにより優先審査として指定されたと発表しました。FDAは2025年3月26日を審査結果の発表日としています。

Gepotidacinは、従来の治療薬に対する耐性菌が増加する中、20年以上ぶりとなる新しいクラスの経口抗菌薬であり、フェーズIII試験「EAGLE-2」と「EAGLE-3」の結果に基づいて申請が行われました。

目次

試験デザイン概要

「EAGLE-2」と「EAGLE-3」は、Gepotidacinと標準治療薬Nitrofurantoinを比較した多国籍な第III相非劣性試験です。成人女性および思春期(12歳以上、体重40kg以上)の単純性尿路感染症患者を対象に、Gepotidacin(1,500mg、1日2回、5日間投与)とNitrofurantoin(100mg、1日2回、5日間投与)の有効性と安全性が評価されました。主要評価項目は、治療10〜13日目の治癒確認時(Test-of-Cure: ToC)における臨床的および微生物学的な反応率です。

試験結果概要

  • EAGLE-3: 治療成功率58.5%(Gepotidacin)vs 43.6%(Nitrofurantoin)
  • (差14.6%、95%CI: 6.4, 22.8)
  • EAGLE-2: 治療成功率50.6%(Gepotidacin)vs 47.0%(Nitrofurantoin)
  • (差4.3%、95%CI: -3.6, 12.1)

Gepotidacinは、耐性菌に対する治療効果も期待されており、抗菌薬耐性の問題が深刻化する中で、新たな選択肢となる可能性があります。

参考情報

https://www.gsk.com/en-gb/media/press-releases/gepotidacin-accepted-for-priority-review-by-us-fda-for-treatment-of-uncomplicated-urinary-tract-infections-in-female-adults-and-adolescents

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