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【ベイジーン】Waldenströmマクログロブリン血症の新治療法:BRUKINSA、BGB-16673、Sonrotoclaxの最新研究

BeiGene社は2024年のIWWM国際会議で、Waldenströmマクログロブリン血症(WM)に対する新薬の研究成果を発表しました。

注目されたのは、既存薬BRUKINSA®(ザヌブルチニブ)に加え、BTK分解薬BGB-16673とBCL2阻害薬Sonrotoclaxの臨床試験データです。

目次

BRUKINSAの長期効果

BRUKINSAはBTK阻害剤として既にWMの標準治療薬です。今回の長期試験では、他のBTK阻害剤からBRUKINSAに切り替えた患者で、副作用の増加や新たな有害事象はほとんどなく、効果も維持または向上しました。耐性や副作用がある患者にとって重要な治療選択肢となります。

BGB-16673とSonrotoclaxの可能性

BTK分解薬BGB-16673の第1相試験では、多くの治療歴がある患者でも良好な安全性と有望な抗腫瘍効果が示されました。特にBTKやCXCR4変異を持つ患者にも効果が期待されます。BGB-16673はCLLやSLLの治療でFDAのファストトラック指定を受けており、今後の開発が注目されています。

また、BCL2阻害薬Sonrotoclaxも第1相試験で安全性が確認され、抗腫瘍活性を示しました。BTK阻害剤や抗CD20治療を受けた患者を対象とした第2相試験も進行中で、さらなるデータが期待されます。

参考情報

https://ir.beigene.com/news/beigene-highlights-waldenstroem-s-macroglobulinemia-innovation-at-iwwm-2024/3a36a016-f38f-464a-8eae-470a231e430b

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