目次
ポイント
- FDAがFAERS(有害事象報告システム)のデータを毎日公開開始
- これまで数か月遅れていた公開が即時化
- 安全性シグナルを迅速に把握し、公衆衛生保護を強化
詳細
FDAは、医薬品やバイオ医薬品に関する副作用報告を集める「FAERS(FDA Adverse Event Reporting System)」のデータを、毎日更新して公開すると発表しました。
従来は報告から一般公開まで数か月かかっていましたが、今回の取り組みにより即時で公開されるようになります。
これにより、副作用や重大な薬のエラー、品質問題などに関する安全性シグナルを早期に把握できるようになります。
FAERSは、医療従事者、消費者、製薬企業から寄せられた報告を収集するFDAの主要データベースで、今回の取り組みは「データの透明性と安全監視の近代化」を目指す戦略の一環です。
当然一般の人々もFDAの「FAERS Public Dashboard」で最新データを閲覧可能です。
この施策は、薬のリスクを迅速に検知し、公衆衛生の保護を強化する大きな一歩となるかもしれません。