目次
ポイント
- 2025年5月に開始した株式公開買付(TOB)が完了
- 株式併合とJT保有株の取得を経て、鳥居薬品は塩野義の完全子会社に
- 鳥居薬品は1921年創業、医薬品製造販売を手がける老舗企業
詳細
塩野義製薬は、本日9月1日付で鳥居薬品を完全子会社化したと発表しました。
今回の手続きは、2025年5月に開始された株式公開買付(TOB)から始まり、6月には約39%の株式を取得。その後、株式併合により株主を整理し、日本たばこ産業(JT)が保有していた株式を鳥居薬品が取得する形で最終的に塩野義が全株式を保有しました。
鳥居薬品は、1921年設立の製薬企業で、東京・日本橋本町に本社を置きます。2024年12月期には売上高604億円、純利益50億円を計上しており、安定した収益基盤を持っています。
この完全子会社化により、塩野義は自社の研究・販売基盤と鳥居薬品の医薬品事業を統合し、シナジーの創出を狙います。今後の財務への影響は精査中とのことです。
鳥居薬品の業績(過去3年)
- 売上高:488億円(2022年)→546億円(2023年)→604億円(2024年)
- 営業利益:55億円(2022年)→50億円(2023年)→68億円(2024年)
- 純利益:39億円(2022年)→41億円(2023年)→50億円(2024年)
👉 塩野義が鳥居薬品を完全に傘下に収めたことで、今後の新薬開発や事業拡大にどのような変化があるのか注目ですね!