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第一三共のI-DXd、小細胞肺がんでFDAより「画期的治療薬」指定

目次

ポイント

  • FDAが進展型小細胞肺がん向けに「画期的治療薬」指定
  • 対象はプラチナ製剤治療後に進行した患者
  • 標的:B7-H3(がん細胞に多く発現)
  • データは2025年9月のWCLCで発表予定

詳細

第一三共の抗体薬物複合体(ADC)イフィナタマブ デルクステカン(I-DXd/DS-7300)が、米国FDAから進展型小細胞肺がんを対象に「画期的治療薬」に指定されました。

対象は、プラチナ製剤による化学療法中または治療後に病状が進行した患者さんです。

この指定は、第2相試験(IDeate-Lung01)や第1/2相試験(IDeate-PanTumor01)の結果をもとに行われ、詳細は2025年9月の世界肺がん学会で発表予定です。

I-DXdは、がんに多くみられるB7-H3というタンパク質を狙うADCで、抗体に新規の抗がん成分(DXd)を結合させ、がん細胞へ集中的に届ける仕組みです。これにより、正常な細胞への影響を抑えつつ、がん細胞を強力に攻撃できる可能性があります。

小細胞肺がんは進行が速く、再発後の治療選択肢が限られているため、新たな薬の登場が待たれています。

今回の指定により、開発と審査が加速し、より早期の患者さんへの提供が期待されます。

参考情報

イフィナタマブ デルクステカン(I-DXd/DS-7300)の進展型小細胞肺がんに対する米国食品医薬品局による「画期的治療薬」指定について 

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