次世代CAR-T療法「LYL314」が、再発・難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)に対する治療薬として、米FDAから再生医療先進治療(RMAT)指定を受けました。
LYL314はCD19とCD20の2つの標的を同時に狙う新しいCAR-T細胞製剤で、従来のCD19単独標的療法を上回る効果が期待されています。
この指定は、現在進行中の第1/2相試験における有望な初期データに基づいており、今後の開発が加速される見通しです。
二重特異性CAR-Tか!!!次の時代はこっちかも!
試験結果の概要
(第1/2相試験・第3ライン以降の患者対象)
・奏効率:94%(16/17例)
・完全奏効率:71%(12/17例、3ヵ月時点)
・中央値追跡期間:6.3ヵ月
・追跡時に奏効継続中:71%
・Grade 3以上のサイトカイン放出症候群:0件
・Grade 3のICANS発症率:13%(3/23例)、中央値5日で改善
今後、2025年中に第2ライン患者のデータや、ピボタル試験(第3ライン、第2ライン)も開始予定。
より長期的な治療効果が期待される新たなCAR-T療法として注目ですね!