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アルツハイマー治療薬Trontinemab、第III相試験へ

ロシュは、アルツハイマー病に対する新薬Trontinemab(トロンチネマブ)の有望な結果をAD/PD 2025会議で発表し、年内に第III相試験を開始する方針を示しました。

この薬は、脳内のアミロイドβを早期かつ深く減らす効果が特徴。脳への移行効率を高める「Brainshuttle」技術を用いており、これにより低用量でも高い効果が期待されています。

目次

概要

  • 試験結果(第Ib/IIa相) ・アミロイドPETでアミロイドが閾値以下に減少:3.6mg/kg群で81%(n=21/26) ・pTau181などのバイオマーカーも早期に減少 ・安全性:ARIA-Eは3人(<5%)で、いずれも軽度
  • 診断面の進展 ・血液検査「Elecsys pTau181」でアミロイド病理の除外が可能に ・脳脊髄液検査やPET検査の必要性を低減

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進行抑制と診断の両面で、早期介入の道を拓く治療戦略として注目が集まっています。

参考情報

Roche presents novel therapeutic and diagnostic advancements in Alzheimer’s at AD/PD 2025

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