ロシュはゼーランドファーマと提携し、肥満治療薬petrelintideの共同開発・販売を行う契約を締結しました。週1回の注射で使えるこの新薬は、単剤として、またロシュの開発薬CT-388との配合剤としての使用が見込まれています。
注目されるのは、体の「満腹感」の仕組みを再び働かせるという作用機序。petrelintideは、膵臓からインスリンと一緒に分泌される「アミリン」というホルモンの働きを再現。これにより、満腹ホルモン「レプチン」への感受性を回復させ、少ない食事で満足感を得やすくなるという仕組みです。
さらにCT-388は、GLP-1とGIPという2つのホルモンの働きを高めながら、薬の効果が長く続くよう設計されています。配合することで、体重減少効果の強化と副作用の軽減が期待されています。
目次
データのポイント
- petrelintideは現在フェーズ2b試験中(ZUPREME-1・2)
- CT-388はGLP-1/GIPの二重作動薬、効果持続性を強化
- 契約総額は最大53億ドル(前払い16.5億ドル含む)
- 米国・欧州では共同販売、他地域はロシュが独占販売
2035年までに世界の約半数が肥満・過体重に該当する見込み。今回の提携は新たな選択肢に繋がりそうです😀