Alentis Therapeuticsが開発する抗体薬物複合体(ADC)ALE.P02が、FDAからファストトラック指定を取得しました。
この薬剤は、進行性または転移性のCLDN1陽性(CLDN1+)扁平上皮がんを対象としており、がんの発生臓器に関わらず使用可能な治療法として期待されています。
目次
CLDN1をターゲットにする意義
- CLDN1は扁平上皮がんを含む多くのがんで過剰発現しており、新しい治療ターゲットとして期待されています。
- 従来の治療法では難しかったCLDN1陽性がんを特異的に攻撃可能。
ALE.P02の特徴
- CLDN1を標的とする初のADC
- 高精度な抗体でがん細胞のCLDN1エピトープに結合し、チューブリン阻害薬を送達
今後の展望
2025年Q1に、進行性CLDN1+扁平上皮がんを対象とした初の臨床試験(第1/2相)を開始予定です。