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Tagrisso、未切除EGFR変異型肺がん治療薬としてEUで承認勧告

AstraZenecaの「Tagrisso(osimertinib)」が、未切除の局所進行EGFR変異型非小細胞肺がん(NSCLC)治療薬として、欧州医薬品庁(EMA)のCHMPより承認勧告を受けました。第3相「LAURA試験」の結果に基づく勧告です。

目次

試験結果の要点

  • 無増悪生存期間(PFS)
  • Tagrisso群:39.1ヵ月
  • プラセボ群:5.6ヵ月
  • 病勢進行または死亡のリスクを84%低減(HR: 0.16, 95% CI: 0.10-0.24, P<0.001)。
  • 全生存期間(OS)
  • データ未成熟。試験継続中。

試験概要

  • 対象:EGFRエクソン19欠失またはエクソン21 L858R置換変異を持つ未切除NSCLC患者。
  • 治療:Tagrisso 80mgを1日1回投与。
  • 規模:15ヵ国以上、145施設で216名を対象。

背景

毎年ヨーロッパで約45万人が肺がんと診断され、そのうち10-15%がEGFR変異型NSCLCとされています。Tagrissoは、進行抑制効果を持つ初の標的治療薬として期待されています。

参考情報

Tagrisso recommended for approval in the EU by CHMP for patients with unresectable EGFR-mutated lung cancer.18 November 2024.Accessed 19 November 2024.

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