GSKは、原発性胆汁性胆管炎（PBC）に伴う胆汁性瘙痒症を対象とした第3相試験「GLISTEN」で、Linerixibatが主要評価項目を達成したと発表しました。
本薬は世界初のPBC関連瘙痒症治療薬となる可能性がある開発薬となりました！
目次
試験結果
- 主要効果: プラセボと比較して、24週間でかゆみスコアを統計的に有意に改善。
- 安全性: 過去試験と同様の安全性を確認。
Linerixibatの作用
Linerixibatは、腸管胆汁酸輸送体（IBAT）を阻害し、胆汁酸の再吸収を抑制することで瘙痒の原因に直接アプローチします。
胆汁性瘙痒症と治療の必要性
PBC患者の約90%が瘙痒症に悩まされ、睡眠障害や生活の質の低下を引き起こします。既存治療の効果は限定的で、新しい治療法の開発が求められています。
Linerixibatは、瘙痒症の根本的な治療薬として期待されており、今後の学会で詳細な試験結果が発表予定です。
あわせて読みたい
Volixibat、原発性胆汁性胆管炎の掻痒症治療でブレークスルーセラピー指定を取得
Mirum Pharmaceuticalsは、米国FDAよりVolixibatが原発性胆汁性胆管炎（PBC）に伴う胆汁うっ滞性掻痒症の治療薬としてブレイクスルーセラピー指定を受けたと発表しまし…