欧州医薬品庁の医薬品委員会(CHMP)は、移植不適応の新規診断多発性骨髄腫(NDMM)患者向けに、Sarclisa(イサツキシマブ)とVRd(ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾン)併用療法の承認を勧告しました。
IMROZ第3相試験で、VRd単独と比較して無増悪生存期間(PFS)が有意に改善した結果に基づきます。
目次
主な試験結果
- 無増悪生存期間(PFS):Sarclisa併用によりVRd単独と比べ有意な改善
- 安全性:新たな安全上の問題は報告されず、既存の安全性プロファイルと一致
Sarclisaの作用機序
Sarclisaは、CD38受容体に結合し腫瘍細胞死を促進する抗体療法です。これにより、特に多発性骨髄腫患者への効果が期待されています。
米国ではすでに同適応で承認されており、欧州でも本承認により治療の選択肢が広がる見込みです。
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