Merckは、LaNova Medicines社が開発中のPD-1/VEGF二重特異性抗体LM-299の開発・製造・商業化に関する世界的独占ライセンス契約を締結しました。
本抗体は、免疫チェックポイント阻害と血管新生阻害の二重作用を持ち、がん治療に新たな可能性を示します。
目次
主な契約内容
- MerckはLaNovaに5.88億ドルの前払金を支払う
- 技術移転、開発、承認、商業化における達成に応じ、最大27億ドルのマイルストーン報酬をLaNovaが受け取る可能性
- 契約の最終成立には、米国の独占禁止法による承認が必要
LM-299について
LM-299は、PD-1とVEGFを同時に標的とする二重特異性抗体で、免疫反応の活性化と腫瘍の血管形成抑制を目的とした新しい治療法です。