MENU

Nipocalimab、シェーグレン症候群治療で2つ目のFDAブレークスルーセラピー指定を取得

Johnson & Johnsonの新薬Nipocalimabが、シェーグレン症候群(SjD)治療のためにFDAから「ブレークスルーセラピー指定」を取得しました。

今年2月に『妊娠女性における胎児新生児溶血性疾患の治療』の適応症で取得した最初のブレークスルーセラピー指定に続き、2度目の快挙です。

目次

シェーグレン症候群とNipocalimabの治療効果

シェーグレン症候群は、唾液や涙の分泌低下、慢性的な乾燥や疲労を引き起こす自己免疫疾患で、症状が進行すると全身に影響を及ぼすことがありますが、効果的な治療法は限られています。

Nipocalimabは、自己抗体を標的にして症状を抑制する新しい治療薬として注目されており、今回の指定によって今後の迅速な開発が期待されます。

臨床試験の結果

現在実施中の第2相DAHLIAS試験では、Nipocalimab 15 mg/kgを投与されたシェーグレン症候群の患者が24週目において70%以上の全身症状改善を示し、プラセボ群を上回る有意な効果が確認されました。

作用機序はコチラ

参考情報

Nipocalimab is the first and only investigational therapy granted U.S. FDA Breakthrough Therapy Designation for the treatment of adults living with moderate-to-severe Sjögren’s disease:Johnson&Johnson November 11, 2024:Accessed November 12, 2024

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次