ベーリンガーインゲルハイムは、米ハーバード大学とMITに拠点を置くブロード研究所のスタンレー精神医学研究センターと連携し、精神疾患患者向けの革新的な治療薬の開発に着手します。特に統合失調症や気分障害における認知機能障害と、それに関連する睡眠障害の改善を目指します。
目次
主な内容
- 精神疾患のある患者の多くは、睡眠スピンドル減少による睡眠障害が認知機能低下を悪化させる可能性があり、正常な睡眠パターンの回復を目指します。
- ベーリンガーとブロード研究所は、特定のイオンチャネルの欠如がこの睡眠障害に関与していることに着目し、新たな治療アプローチを模索しています。
この提携により、ベーリンガーはブロード研究所に研究資金を提供し、さらに最大1億2650万ドルのマイルストン支払いも予定されています。