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【ロシュ】Itovebi併用療法、HR陽性乳がんで無増悪生存期間を2倍以上に延長

RocheのItovebi(一般名: inavolisib)を用いた治療法が、ホルモン受容体(HR)陽性・HER2陰性の進行乳がん患者において、従来治療と比較して無増悪生存期間(PFS)を2倍以上に延ばす成果を示しました。

米国で行われたINAVO120試験において、Itovebi併用群では、病状悪化または死亡リスクが57%減少しました。データはNEJMに掲載されています。

Turner NC, et al. Inavolisib-Based Therapy in PIK3CA-Mutated Advanced Breast Cancer. NEJM. 2024;391(17).

  • 無増悪生存期間(PFS): Itovebi併用群で中央値15.0ヵ月、対照群では7.3ヵ月(ハザード比[HR]=0.43, 95% CI: 0.32-0.59, p<0.001)
  • 全生存期間(OS): データは未成熟ながらポジティブな傾向が見られ、引き続き追跡予定(HR=0.64, 95% CI: 0.43-0.97, p=0.03)

ItovebiはPIK3CA変異を持つ患者を対象に効果が確認されており、この変異は進行乳がんの約40%に見られるものです。

参考情報

New England Journal of Medicine publishes landmark phase III results for Roche’s Itovebi, showing more than doubling of progression-free survival in certain type of HR-positive advanced breast cancer: 2024/10/31アクセス

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