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【信达生物】新生血管型加齢黄斑変性薬IBI302の臨床試験で視力改善効果確認

信达生物制药集团(香港証券取引所: 01801)は、2024年米国眼科学会(AAO)年会で、眼科治療薬候補IBI302(抗VEGF/補体二重標的薬)の最新臨床試験結果を発表しました。

今回の第II相試験では、新生血管型加齢黄斑変性(nAMD)患者に対する有効性と安全性が評価されました。

目次

試験概要

試験には132名が参加し、IBI302の6.4mg、8.0mg、および既存治療薬アフリベルセプト2.0mgの3群に分けられました。

主要評価項目は、治療40週時点でのベースラインからの視力改善(BCVA)で、加えて網膜の中心視野厚(CST)や投与間隔の維持率も評価されました。

主な結果

  • 視力改善(BCVA): 40週時点で、IBI302 6.4mg群は+10.5字、8.0mg群は+11.0字、アフリベルセプト群は+9.8字の改善を示しました。
  • 網膜厚減少(CST): IBI302 6.4mg群は-163.19 µm、8.0mg群は-184.46 µmの減少を示し、アフリベルセプト群の-108.23 µmを上回る結果となりました。
  • 長期間投与の可能性: IBI302群では、8.0mg投与群の88%、6.4mg群の81%が12週間隔での投与を維持可能でした。

安全性

  • IBI302の安全性は良好で、新たな安全性の懸念は報告されませんでした。既存治療薬と同等の安全性が確認され、重篤な副作用はほとんど見られませんでした。

参考情報

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