Merckは、21価結合型肺炎球菌ワクチン「CAPVAXIVE™」が、侵襲性肺炎球菌疾患リスクの高い成人で有望な免疫反応を示したと発表しました。第3相試験STRIDE-8の結果、CAPVAXIVEはPCV15およびPPSV23と比較し、広範な血清型に対する免疫応答を確認。IDWeek 2024での発表により、このワクチンが特に慢性疾患を持つ成人に有効であることが示されました。
目次
試験結果の要点
- 対象者:慢性疾患を持つ18〜64歳のワクチン未接種成人
- 免疫応答:21の全血清型で免疫原性を確認
- 比較:PCV15 + PPSV23に対し、8つの独自血清型でより高い免疫応答を示す
- 副作用:注射部位の痛みなどの副作用は、CAPVAXIVE群の方が少ない傾向
今回の結果は、特に慢性疾患を持つ成人における侵襲性肺炎球菌疾患の予防において、CAPVAXIVEが有力な選択肢となる可能性を示しています。