Bayerは、エリンザネタントの新薬承認申請(NDA)が米国食品医薬品局(FDA)に受理されたことを発表しました。この薬は、ホルモンに依存しない治療法として、更年期に伴う中等度から重度の血管運動症状(VMS、ホットフラッシュ)の治療を目指しています。
この申請は、第III相OASIS 1、2、3試験の結果に基づいています。これらの試験では、エリンザネタントがプラセボと比較して有効性と安全性において良好な結果を示しました。OASIS 1と2の結果は、JAMA誌に2024年8月に発表されており、OASIS 3はさらに長期の安全性データを提供しています。
エリンザネタントは、NK-1およびNK-3受容体拮抗薬として、体温調節を担う視床下部の神経経路を調整し、エストロゲン低下によるホットフラッシュの発生を抑制します。VMS治療として新たな選択肢となる可能性があります。
作用機序詳細はコチラをご参照ください。
エリンザネタント(バイエル)|Chiku-note.
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