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アステラス製薬、前頭側頭型認知症対象の新規遺伝子治療開発に向け提携

アステラス製薬は、AviadoBioと前頭側頭型認知症(FTD)向けの遺伝子治療プログラム「AVB-101」に関する独占的ライセンスを得るオプション契約を締結しました。AVB-101は、アデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を用いた遺伝子治療で、現在第I/II相試験中です。

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前頭側頭型認知症(FTD)とは?

FTDは、脳の前頭葉や側頭葉が委縮し、行動や人格、言語能力に影響を与える若年性認知症です。多くの場合、45~65歳の若年層で発症し、診断後は3~13年以内に死亡に至ることが多い重篤な疾患です。患者は注意力や記憶力の低下、行動異常、無関心、言語能力の喪失、さらには運動機能の障害を伴うこともあり、社会生活や日常生活に大きな支障をきたします。

契約内容

アステラスは、株式購入対価として2,000万米ドル、最大3,000万米ドルの一時金を支払う予定で、オプション権行使時には最大21.8億米ドルの追加支払いとロイヤルティも発生する可能性があります。

今回の契約により、アステラスは遺伝子治療パイプラインを強化し、FTD-GRNやその他の神経変性疾患治療薬の開発を加速させる狙いです。

参考情報

https://www.astellas.com/jp/news/29501

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