MENU

アストラゼネカ、心血管領域の新薬開発を強化―新規脂質低下療法の導入へ

アストラゼネカは、CSPC製薬グループと独占ライセンス契約を締結し、新規小分子リポタンパク質(a)(Lp(a))阻害薬「YS2302018」の開発を進めることを発表しました。

この薬剤は、心血管疾患における重要なリスク因子の一つであるLp(a)の形成を防ぐ作用を持ち、既存治療では不十分だった高リスク患者に新たな治療選択肢を提供する可能性があります。

目次

契約の概要

CSPCは、契約に伴い1億ドルの前払い金を受け取り、今後の開発および商業化の達成に応じて最大19億2,000万ドルのマイルストン支払いと段階的ロイヤルティを受け取る権利を有します。

YS2302018の特徴と作用機序

Lp(a)は、LDLコレステロールの一種であり、血中コレステロール輸送に関与するが、心血管疾患や脳卒中のリスクを高めるとされています。YS2302018は、口腔内投与可能な小分子薬として、Lp(a)の形成を効果的に阻害し、心血管リスクの低減を目指しています。

今後の展望 アストラゼネカは、既存の小分子PCSK9阻害薬「AZD0780」との併用療法など、心血管疾患治療における多様な選択肢を検討し、疾患進行の予防と患者ケアの向上を目指している模様です。

参考情報

https://www.astrazeneca.com/media-centre/press-releases/2024/astrazeneca-licenses-lipid-lowering-lpa-asset.html

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次