塩野義製薬株式会社は、完全子会社である株式会社UMNファーマのワクチン生産機能を子会社のシオノギファーマ株式会社に承継させ、2025年6月にUMNファーマを清算することを発表しました。
塩野義製薬はワクチン事業の生産体制を強化し、効率的な供給体制を構築する狙いです。
目次
取り組みの詳細
- 吸収分割の目的: ワクチン事業を強化し、生産体制を一元化するため。
- 承継先: シオノギファーマがワクチン生産機能を承継し、秋田工場を新たな生産拠点とする。
- 閉鎖拠点: 秋田研究所、横浜研究所、東京本社の3拠点は閉鎖予定。
- 技術プラットフォーム: UMNファーマのBEVS技術とシオノギファーマの製造技術を融合。
上記により、塩野義製薬は研究開発から生産までを一貫して統括できる体制を整え、感染症対策の強化を図ります。今後の展開に注目です。
※UMNは塩野義製薬のコロナウイルスワクチンを作っていた会社です。
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