塩野義製薬は、米Sage社から独占的に権利を取得したうつ病治療薬候補「ズラノロン」の製造販売承認を日本国内で申請しました。今回の申請は、国内第3相試験での良好な結果に基づいています。
試験には中等症から重症のうつ病患者412名が参加し、ズラノロン投与群はプラセボ群に比べてうつ病の重症度を評価するHAM-D合計スコアが有意に減少し、主要評価項目を達成。また、投与開始から3日目には効果が確認され、即効性が示されました。
ズラノロンはGABAA受容体に作用する経口薬で、2023年に産後うつ病の治療薬として米国FDAの承認を取得しており、今後日本でも新たな治療選択肢として期待されています。
参考情報
https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2024/09/20240927_01.html
ちなみに海外では産後うつ病としても承認されています。