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Nemolizumab、アトピー性皮膚炎と結節性痒疹の長期有効性を確認

Galderma社は、EADV 2024においてNemolizumabの新データを発表しました。

アトピー性皮膚炎(AD)と結節性痒疹(PN)の長期治療効果と安全性が確認され、AD患者では56週時点で皮膚病変、痒み、睡眠、生活の質がさらに改善。結節性痒疹患者では52週以降も治療継続で症状再発率が抑えられました。

目次

試験結果概要

アトピー性皮膚炎(ARCADIA試験)

  • 対象患者:中等度から重度のAD患者
  • 56週時点での主要評価項目
  • IGAスコア0または1(皮膚病変ほぼ消失)達成率:29%から47%に増加
  • EASIスコア75%改善率:38%から73%に増加
  • 症状の改善は時間経過とともに増大し、長期治療においても安全性は良好

結節性痒疹(OLYMPIA DURABILITY試験)

  • 対象患者:52週時点で治療に反応を示したPN患者
  • 24週間の治療中止群と治療継続群の比較
  • 治療継続群の再発率:17%
  • 治療中止群の再発率:75%
  • 長期治療の有効性を再確認

Nemolizumabは、IL-31シグナル伝達を抑制し、ADとPNの痒みや皮膚病変を改善する新たな治療選択肢として注目されています。今後の承認申請の進展にも期待が寄せられています。

参考情報

https://www.galderma.com/news/eadv-2024-late-breaking-news-sessions-new-galderma-data-demonstrating-nemolizumabs-long-term

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